久々にとっても綺麗なバラードを1曲、森大輔さんの「ただ ただ」。
まだ新人なのに恐ろしくコードセンスが良く、邦楽というよりは洋楽グレードの曲作り。
やっぱり天才は、生まれながらにして、既に全てを備え持っているんだろうか?
全然難しくは聴こえないのだけれど、羨むほど難しいメロディを甘い声でさらっと歌う彼。
崎谷健次郎さんを彷彿させるというか、さらにその次の時代を行く新人の登場かもしれない。
どんなに努力しても到達できない境地って、やっぱり才能なのかもしれない。
中学生の頃、一年後輩でピアノを弾く少年に出会った。
その上手さは衝撃的だった。
彼の名は及川浄司君といって、今でも岩手で活躍する、歯科医&ジャズピアニストなんだけど、出会った中学生の頃に、もう既に何だって、今と同じに弾けてしまっていた。
あたりまえだけど、僕は天才ではないって、はっきりわかってしまった。
それでも、バラードやピアノの響きが好きという気持ちでは全然負けてはいないと思う。
人一倍努力しないと到達できないからこそ、強い気持ちでこだわり続けられたのだから。
2007/06/15
ただ ただ
15
6月