夢のほとりで逢いましょう

14 2月

その日は土曜日だったので、会社はお休み。

予定の時間より早めに渋谷に出て、すみやレコードを覗いてみて輸入盤のモリコーネの新譜が出ていないかチェックしたり、楽器屋さんでマーチンの弦を3セット購入したりして、午後の時間を潰した。

11月も終わりに近い渋谷の街は、暖かいレストランやショップを目指して
人達が心なしか足早に通り過ぎてゆく。

街に夕暮れが近づいた頃、HNKホールを目指して東急ハンズわきの道路を歩いていった。

2003年11月23日、松たか子Concert Tour 2003 “Second Wave”を見に行った。

2度目のツアーということと、ツアーの終盤ということもあってか、ほんとうにまとまってしっかりした演奏だった。

歌をうたっている松たか子さんも良かったけれども、本当に感動したのは、ラストで演奏した「夢のほとりで逢いましょう」のエンディングでの佐橋佳幸さんの渾身のギタープレイだった。

後日、DVDでそのシーンを見てみたけれども、あの日、あの場で感じたプレイとはやっぱりちょっと違って感じられた。(その日の演奏がDVDになっているはすなのに)

やっぱり、生のステージを見るってこんな事なのか。

フィルターなしで、そこでプレイしている松さん、佐橋さん!

本当にいいバンドです。

2006/02/14