忙しい日々がちょっと落ち着いて、身の回りの細々した物事を考える時間がやっと持てた。
若い頃は年をとるにつれて、人生ってもうちょっと余裕が出てくるもんだと思っていたんだけど、、、。
やりたい事がいっぱいあって、でも時間がなくて、はじめたはいいけど、そのままになっている事も少なくない。
まあ、しょーがないねってあきらめる判断力も増し、能力と可能性の限界も思い知らされて、夜だって早く寝るようになった。
それでも、空いっぱいの星空の夢を見て、真夜中に目が覚める。
ジョバンニもカンパネルラもはるか遠い世界、大人になりたくないなんて言っていた僕も、今じゃ立派なオヤジ。
「JUJU」さんの「奇跡を望むなら」は、ゆっくりと胸にしみ込む歌。
誰しもが待ち望んで、それでもめったに実現しないから、奇跡って言うのかもしれない。
大好きな歌を聴いている瞬間、いろんな風景が見えてきて、ほら、そこにあの時の僕がいる。
そう、
奇跡を望むなら、
泣き言なんて言わないで、誰よりも強い『ふり」を演じなきゃね。
2007/07/21
奇跡を望むなら
21
7月