「moumoon」さんのフルアルバムが、いよいよ発売された。
シングルやマキシでの曲も入って、アルバム名も「moumoon」なんだろうね、独特の世界観で、ずっと後を引く音。
懐かしいんだけど新しい。
アルバムトップの曲、『Do you remember」から、がんがんとせまってくる「don’t wanna be」と、その次に「PINKY RING」のイントロが始まった瞬間、こんなにも好きだっていう自分の気持ちに驚いてしまった。
アルバム版の「PINKY RING」って、バンドサウンドで、サビのボーカルもダブリングやハモが入って厚さを増しているんだけど、あの、乃木坂のソニーでのライブのアコースティックバージョンでも、良く伸びた艶やかな高音の声が、胸に突き刺さるほどの衝撃だった。
ハイトーンでのピッチの良さや、伴奏なしての転調パートのピッチの正確さは、この子ただもんじゃないなと思わせるものだった。
そしてたった一人で歌っているのに、あっというまに聴く人の心をぐいぐいとつかんでしまった。
最近、あの日のライブのドキュメント風の映像がTVでオンエアされていたけど、やっぱり生で見れてよかった。
わりとがんがんいく「moumoon」さんの曲中、しっとりと聴かせてくれる歌が「愛の音」
やっぱり、詩の世界がいいね。ちょっとせつない冬の恋。
「Everything But The Girl」をちょっと思い出してしまうそんなテイストの、ナチュラルソング。
まあ、人生、いろんなことがあるよ、へこんだ時でも、元気をくれる歌声に出会えたって感じ。
2008/12/06
愛の音
6
12月