未来の僕らに

8 7月

アミューズメント・パークの仕事で岡山県倉敷市に行っていた。

数十体のロボットたちは、実はMIDIという音楽用のデータでコントロールされている。

音楽コンテンツの制作とともに、コンピューターを使用して、ロボットや恐竜をコントロールするといった仕事をずっとやってきた。

倉敷市は、実は嫁さんの実家がある街なんだけれども、ここ数年は、倉敷市チボリ公園の仕事で僕のほうが訪れる回数が多い。

ふるいちのぶっかけうどんが美味しくて、今回も最終日に食べた。

チボリ公園も、開園10周年目を迎えようとしており、来年からは岡山県の施設として運営されるという。

変わらないものと、変わりゆくものがある。

年月は否応なしに過ぎてゆく。

時分の夢がここに無いと知った時、人はやはり旅に出るものなのかもしれない、、、。

「さよならじゃない、、」そうリフレインがうたっているのは、平原綾香さんの「未来の僕らに」。

「何処かで君も、同じ空を見上げているの」と結んでいる。

旅立つ人に送る応援ソング、というよりは、自分自身を元気づけようという素敵なバラードである。

ちょっとハスキーな、決して声量豊かという訳ではないが、凛とした透明感のある歌声。

「明日」「誓い」「Eternally」とともに、平原綾香さんらしい歌だと思う。

大人になっていけばいつしか見えるものもある。

だけど、見えなくなってしまうものもあるんだろう。

せつないね。

2006/7/8