蒼い花

12 8月

休日の前の夜は、たいてい蔦谷書店馬事公苑店に寄って映画のDVDを借りて帰る。

本当に見たい映画は映画館で、たいてい一人で見るんだけど、深夜、自分の部屋でレンタルしたDVD映画をとことん見るのも大好きだ。

昨日は、三谷さんの「有頂天ホテル」と、メル・ギブソンさんの「パパラッチ」と、あと1作品何にしようかと、広い店内をまわって探した。

「男たちの大和/YAMATO」は、なんだか、体育会系っぽいし、東野圭吾さんの「変身」は、絶対原作のイメージと違うだろうし、、、

「変身」のDVDを手にとってスタッフ&キャストを見る。

主演、玉木宏、蒼井優、、、監督、佐野智樹、、、音楽、崎谷健次郎!

そうか、玉木&蒼井のツーショットに崎谷健次郎さんの音楽って、やっぱり見てみたいかも、ということで、レンタルすることにした。

全編、生ギターをフューチャーした、パステルカラーの音楽で、回想と現実が交差するストーリーを彩っていた。

そして、ラストシーンからタイトルバックへと続くシークエンスの絵のような美しさ。

きっともう10才若かったら、蒼井優さんに恋をしただろう。

エンド・タイトルはやっぱり久々の崎谷さん作曲のバラードを拝郷メイコさんが歌っている「蒼い花」。

切ないんだけど、さあ、頑張ってと歌っているエンド・テーマ。

タイトルロールが終わって、幕が下りれば、映画館を出て、現実のへでていかなくっちゃね、、、、、。

ピアノのイントロで始まり、生ギター、ストリングスセクションが加わり、崎谷さん独特のコード進行のサビ部分。

心の中心から手足の爪の先まで染み通るバラードの暖かさが、そっと、傷ついた背中を、天使の羽毛でつつんでくれる。

2006/08/12