見えない星

2 4月

街のあちらこちらで桜が咲き始め、異常に暖かかった冬が終わり、本当に春が来たって実感出来るようになった。

桜のことはお散歩ブログ「空色のえんとつ」のほうに書いたので、こっちは早々にバラードについて、、、。

今回は「中島美嘉」さんの「見えない星」です。

おかえりなさい。

最新アルバム「YES」は、カバーありシングル発売された曲ありと、盛り沢山の内容。

尾崎豊さんの「I Love You」も、この時期、胸切なくなる名曲。

「What A Wonderful World」もけして色褪せてない、初めて聴くようなアレンジの妙で驚かされた。

それでも「見えない星」はほんとに聴きたかった「中島美嘉さんのバラード」って気がする。

「Stars」、「Will」の続編という感じかな?

曲の構成やコード進行の色合いが、兄弟みたい。

それらの曲と今回の作曲者は違っているんだけど、作詞、作曲の長瀬弘樹さんは前曲の作曲者、山口大輔さんやアレンジの冨田恵一さんが乗り移ったみたい。
なんだ、ぜんぜん変わって無いじゃないかって批判する人もいるのかな?

でも、変らなくていいじゃん。

聴きたかった中島美嘉さんなんだもの。

「Stars」の時、絶対に年齢的にも理解できるはずも無い程(ごめんなさい、そう思うだけかも、、、)難解なコード進行と音を、易々と歌った彼女。

ベールを一枚ずつ剥がす様に進行する驚きのコード進行と、それをつつみ込むストリングスアレンジ。

「Stars」は確実に日本のポップスの分岐点だったと思う。

あれから何枚もアルバムを出して、映画にも出て、廻りも自分も変ったと思う。

それでも「見えない星」はあの頃のままの中島美嘉さんのバラードである。

よかった。

この歌を聴いている間、僕はこの歌に、中島美嘉さんに、恋にも似た切ない気持ちに包まれてしまう。

どういうのかな、最初聴いた時は、「ふーん」位で、良く聴いてみると結構完成度が高く、あちこちに細工が施されていて、「ちょっといいな」という感じから、いつの間にか大好きになってしまう、そんな類の曲だと思う。

中島美嘉さん、長瀬弘樹さん、制作プロデューサーさん、スタッフの皆様、素敵なバラードを有難うございます。

2007/04/02