とっても優しいバラードに久々に出会った。
「orange pekoe」さんの「Selene」
ナイロン弦のアコースティックギターをバックに、『空気のように光のように、どううすれば君を守れるの』と、切なく歌い上げるラブソング。
「Selene」とは、月の女神の名前とのこと、そんな母性愛っていうか、つつみこむ愛っていうか、大きいね。
例によって仕事の着メロ制作で、今月の先行配信曲の制作曲の1曲だったんだけど、「うわーこれいい曲やん。誰歌ってんの?」と、聴いた瞬間に大好きになった歌。
「orange pekoe」って名前は、馬事公苑のTSUTAYAのCDコーナーで推薦文を見た記憶があったけど、「癒し系」とか、「ナチュラル派」とかって、なんかユルいいんじゃない?
でも、はじめてこの曲を聴いてみて、ああ、これはやられたなって思った。
おいしいとこついてきて、美味しい音で、しっかりコンセプト固まってるし、やっぱ伊達に10年やってませんって感じかな。
母性愛っていうか、大きな愛で思い当たる事。
ああ、自分もやっぱり親ばかだなって痛切する今日この頃。
中学3年生だというのに、勉強なんかせずに、ネットゲーム、ボクシングジムにたまに通っている息子がいるんだけど、「ボイストレーニング」に行きたいと言い出した。
きっと友人と行ったカラオケ屋さんで、自分の音痴さに気づいたのかもしれない。
しかたがないので、会社へ通勤する通り道の用賀駅前にある「マイカミュージックラボラトリー」に見学に行かせた。
そしたら10月からちょうど新学期で入学案内をやっていて、説明をうけたらしく、息子と嫁と学長である、松任谷正隆さんで、スリーショットで記念写真を撮っていた。
「ボーカルコース」の説明を昔、「ケンとメリーのスカイライン」のBUZZだった、東郷昌和先生がしたとのことで、結局、そこに入学(といっても週1回の授業)することとなった。
半年間の授業料と入学金で、ヤマハのアップライトピアノ1台買えるお値段。
ローン組んで借金しました。あー親ばか以外のなにものでもない。
「マイカミュージックラボラトリー」には、ソングライターのコースなんかあるし、将来、そっちに進んでくれないかと密かに願っているんだけど、、、。
でも、息子は嫁さんの血筋を強く受けたらしく、将来はヘアメイク関係に進みたいらしく、
嫁さんの出身校である山野美容専門学校に行きたいと希望している。
それでも、いつの日か、息子の歌うバラードを聴けるかもしれないという夢に投資してみるのは悪くないかなって、本当に親ばかだよね。
2008/10/11
Selene
11
10月