Sketch For Summer

26 1月

朝、リビングで呼ぶ息子の声で起きてみると、

窓の外は一面の銀世界。

正面に聳え立つマンションや、世田谷道りを隔てて建つNHK技研の高い建物も、あとからあとから降ってくる雪で白く霞んでいる。

道路にも雪がつもっているらしく、ベランダに出てみても雪化粧した木立を隔てた世田谷道りからは、いつものような自動車の騒音がきこえてはこない。

そういえば、昨晩はけっこう寒かったし、天気予報でも、都内は雪になると言っていたのを思い出した。

土曜日なので、会社は休み。特に予定はなかったので、最近FMラジオでかかっていて気になる歌があったので、馬事公苑の蔦谷まで出かけた。

信近エリのnobuchikaeri

アルバムの中で一番好きな曲は、Sketch For Summer。

リビングの窓から雪景色を眺めながら聴いていると夏の青空が見えてくるような気がした。

それも、夏のとある休日の夕方、ちょうど陽の光がその強さを弱め始めた頃。

ああ、もうお休みも終わってしまうっていう切なさがちょっと入っている。

そんな風景が見えてくる素敵な歌である。

2006/01/21