stay

23 3月

なんて大人の音なんだろう。

いつかはそんな大人になれるんだろうか?

「古内東子」さんの歌を聴くと、いつもそんな事を考えさせられる。

「Qween of middle & mellow」という称号で呼ばれる彼女のベストアルバムで、やっぱり一番好きなのは1曲目の「Stay」

絶対無比の、泣きのサビコード進行、こんなにも切なく哀しいハーモニーは聴いた事がない。

定番の枯れたクリーンギターのソロや、お決まりのアナログ風ポルタメントシンセも、とりあえず許そう。

文句無く周期的に聴きたくなる歌。

音使いも、くせも、僕には届かなかった、理想の世界。

あまりにも素晴らしすぎて、僕はいつのまにかちっぽけな世界に取り残されたような、寂しさを感じる。

アルバム中、何曲かアレンジをしている「森 俊之」さんは、日本の音楽業界で押しも押されぬ大物&天才アレンジャーさんである。

その昔、森さんのトラで「渡辺大之伸クリスマスライブ」のキーボードを僕がやったって事を今言っても、きっと誰も信じてはくれないだろうな。

そういえば、NANIWAエキスプレスの「清水 興」さんのブログで、その渡辺大之伸さんがお亡くなりになっていた事を知った。

僕が、関西の、R&Bミュージックに深く関わるきっかけになった人で、体は大きかったけれど、けっこう細やかな人でした、ご冥福をお祈りします。

いつまでたっても、どうしても追いつけない夢もある。

苦しさを想い出に変えるのは自由だけど、僕はやめよう。

だって、心の奥で、こっそり0.0001%期待している自分がいるのも事実で、だから、人は、明日を生きてゆけるのかもしれない。

mada akirametenaiyo sonoyume

2009/3/22