夢暦
あの日々、あの人と、夢見て計画した、色々な未来予想図。
それでも、何かしらの理由で、二人はさよならしてしまう。
時は流れ、そんな夢暦に書いた文字さえ、色褪せる頃になって、初めて本当の意味がわかる。
平原綾香さんのアルバム「そら」の一曲「yumegoyomi」のストーリー。
歌詞はワンフレーズごとに、胸に迫ってくる。
曲もフレットレスベースとピアノと琴の音が印象的なメジャー9th・ジャズ・フュージョン風で、実は一番好きなアレンジスタイル。
夜桜を見ながら多摩川沿いの堤防を、自転車で家に帰りながら聴いたこの曲は、忘れかけてたあの日々を想い出させてくれた。
夏になったらあの海に泳ぎに行こうとか、こんどの休みはあの店にご飯食べに行こうとか、、、
何だか忘れたのだけども、女の子はカレンダーに印をつけていたっけ。
いつの日も夢暦は、実現しなかった事のほうが多い。
そんな事言わないでって言うのは、きっとあなたが若いから。
この歌は遠く離れてしまった人と、またいつか会えると信じて終わる。
そんな事は絶対にないのが現実。
お互いに違う出会いがあるはず、生きているからには。
それでも、見えない糸を信じているって、、、
泣ける。
2007/04/07
Yumegoyomi
7
4月