CDの再生ボタンを押したとたん、圧倒的な勢いで押し寄せてくる懐かしい響き。
何?どうして、、、心の深い部分に強烈に染みる響きに驚きつつ急いでライナーノートを見てぶっとんでしまった。
我が生涯の師と仰ぐ、エンニオ・モリコーネのアルバム「We All Love Ennio Morricpone」の最初の1曲目、「 I knew I loved you」を、歌うのはセリーヌ・ディオン。
曲はあのワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカの美しい美しい「デボラのテーマ」に歌詞をつけたもの。
編曲は、ジェレミー・ラボック、デビッド・フォスター、ジェリー・ヘイ、クインシー・ジョーンズ。
うわー、これまた師と仰ぐデビット・フォスター先生とのコラボじゃない!!!
10秒で涙が出てくるはずだよ、、、!
このアルバム、そんなもんでは終わらない。
全曲オーケストレーションで繋がっていて、2曲目の「続夕陽のガンマン」はハービー・ハンコックのキーボードに、ドラムがビニー・カリウタで、ボーカルはパティー・オースチン。すんごくファンキーだけど、エンニオ・モリコーネの原曲を変に崩してないところが凄い。
そして3曲目はブルース・スプリングスティーンのエレキで「ウエスタンのテーマ」オーケストレーションはモリコーネ自身が演奏している。
その他、メタリカの演奏する「黄金のエクスタシー」や、ヨーヨーマの「マレーナ」、エドワード・ヴァン・ヘイレンとロジャー・ウォーターズの「海の上のピアニスト」もちゃんと入ってます。
それでも、やはりセリーヌ・ディオンの「 I knew I loved you」は、きっと生涯聴き続けていくだろうって気がする。
バラードの中のバラード。美しすぎる1曲である。
デオダードの演奏で全然ふるさを感じない「CONMIGO」もいいし、葉加瀬太郎さんの演奏する「ADDIO MONTI」も美しい1曲です。
モリコーネさん、貴方は凄い、幼い頃から貴方のレコードをちょくちょく買っているんですが、今でもまだ新譜を出し続けているなんて、、、。
2007/06/22
I Knew I Loved You
22
6月